「好きなことを仕事にする」より「好きなことのために仕事をする」方が幸福度が高い
「好きなことを仕事にする」より「好きなことのために仕事をする」方が幸福度が高いと私は考えています。
もちろん人によると思いますが、私はそもそも自分の好きな仕事があるという考え自体が違うように感じています。
どんな仕事もそれなりにきつくて辛いもの。逆にそれなりに楽しい時もあるかもしれません。
ただ、よく言われますがやはり目的と手段は考えないといけません。
そもそも仕事をするのはお金を稼ぐため。
そしてお金を稼ぐのは、自分の叶えたい生活をするため。
仕事をするのは自分の望む生活をするための手段なので、極端な話、働かなくても自分の望む生活ができれば働かなくて良いわけです。
ただ、やっぱり大きな家で幸せな家庭を築きたいとか、世界を旅したいとか色々望むものがあり、そこにはお金が必要です。
だから仕事をするのです。
それであれば、仕事を抜きにして自分が本当に望むものを考え、それを叶えやすい仕事につくのが最も幸福度が高い仕事選びだと私は思います。
今の仕事がすごく嫌なわけではない。でも。。
耐えられないほど嫌なことはないけど、何となくこのままずっとこの仕事をするのかと思うと憂鬱な気分になる。
この感覚が分かる人は多いのではないでしょうか。
これは、「本当にやりたいこと」が明確になっていない、もしくは「本当にやりたいこと」のための仕事を選べていないのが原因なことが多いと思います。
私自身もそうでした。
ここから少し私の経験談を書かせてもらいます。

「好きなことを仕事にする」を基準に就活した学生時代
私も学生時代「好きなことを仕事にする」を基準に就活をしていました。
色んな業界のことを調べ色んな企業の説明にも行きやっぱり思いました。
「おもしろそうなことが一つもない」
ただ、私は留学も経験していて色んな価値観の人と話すことは好きでした。
文系ということもあり、営業職で人材なんかが色んな人とコミュニケーションがとれてまだましかなと思い就職しました。
また、色んな業界の人の仕事選びをサポートすることもあるので本当に自分にあった仕事も見つかるかもしれないと思っていました。
実際に就職してみてもやっぱり人と話すのは楽しいと思う反面、過剰な(と私は思う)気遣いが必要だったり、これをやっていれば幸せな仕事とは思えなかったです。残業も行きたくない飲み会もありますし。
また、色んな業界の人とも話し、ある程度楽しそうなところもありましたが、やっぱり嫌な面が見えてしまったりして、結局良い仕事ってないなと思ってしまいました。
これを約40年間続けるのか。。
「好きなことのために仕事をする」基準で転職
そんな仕事に対してポジティブなイメージをもてなかった私ですが次のことを考えました。
- お金や時間のことを何も考えなかったらどんな生活がしたいのか
- それを実現するには何がどの程度足りないか
そこでやっぱり自分は「世界を旅したい!」と思いました。
そのための仕事とはどんな仕事だろうか。
他にもあったかもしれませんが、私は「場所や時間を問わず働ける仕事」と思いwebエンジニアにたどりつきました。
文系だった自分は数学もパソコンなども嫌いだったので、エンジニアの仕事内容自体が特別楽しいとは特に思いません。
ただ、スキルが身についている感覚があり、それが世界旅行に繋がっていると思うと自然とモチベーションは上がりました。
「頑張れば頑張っただけ自分のやりたい世界旅行に近づくんだ」そう思うと、嫌なことがあってもやりきろうと思えました。
まだ実現していませんが、今が一番仕事に対してポジティブになれている気がします。

まとめ
「好きなことを仕事にする」は確かに素敵なことですが、本当にお金関係なく好きなことだけで生きていくのはすごく難しいと思います。
少なくとも私にはできないと思います。
好きなことで生きていくためには、それが実現できる仕事選びをすることが大切と私は思います。
そしてそれはタイトルにもあるように、「好きなことを仕事にする」より「好きなことのために仕事をする」ということなんだと思います。
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