新卒の就職先は転職を考えて選ぶべき3つの理由
- 新卒で人生最高の仕事に出会える可能性はかなり低い
- 終身雇用を前提にしていない時代
- 給与を上げるためには転職が大事
1. 新卒で人生最高の仕事に出会える可能性はかなり低い
結論、新卒で正しい仕事選びができることはほぼないので、転職するという前提で仕事を選びましょう。
転職の時に
「最低限アピールできるスキルがつきそう」
とか、
「本当のやりたいことが見つけられそう」
のような仕事です。
とはいえこれだけの説明だとよく分からないと思うので詳しく見ていきます。
新卒は仕事経験がない
インターンなどで仕事を経験したことがある人はいるかもしれませんが、基本的にフルタイムでの仕事は経験したことがない人が多いと思います。
そのタイミングで
「人生でやりたいことはなんですか?」
「それを成し遂げるにはどの仕事が適してますか?」
など聞かれても分からないという場合がほとんどではないでしょうか。
フルタイムで働いた経験がないのに、現実的なお金とか将来のプランを建てるのは非常に難しいとおもいます。
自己分析はもちろん大切ですし、すべきであるのですが、正直「働いてみないと分からない」です。
「自分はお金稼いで遊びたいから給与のいいこの会社!」
と思っていてもこんなに働くならワークライフバランスの方が大切だなと働いてみて感じたり。
逆に「ワークライフバランスが大切!給与は少なくても残業なく福利厚生が充実した会社!」
と思っていても、これ40年間続けるにはやりがいがないな〜と感じたり。
「スキル」か「他業種他業界との交流数」が軸はおすすめ
何が適職か分からないとはいえ、適当に決めるわけにはいかないと思います。
分からないときは「スキル」か「他業種他業界との交流数」を軸にするのは良いと私は考えています。
理由は転職がしやすくなることです。
何も決められないという人は「他業種他業界との交流数」軸が最適と思います。
「スキル」で選ぶと全くそのスキルを使わない業種の場合は意味が弱くなってしまうからです。
交流数が大事なのは色んな業界の人と交流することで、自分がやりたいことや、これならまぁ良さそうという仕事が見つかるからです。
私は新卒で人材業界の営業をしていたのですが、色んな業界を見てどの業界も面白くなさそうだな〜と思って、色々あってweb系エンジニアに辿りつき、それが適職だと思っています。
興味ある方はこちらどうぞ。

2. 終身雇用を前提にしていない時代
終身雇用は終わったというのは最近ではもうよく聞く話だと思います(この話が耳タコな人は次の章へ)。
終身雇用ではないイコール必ず転職をするということなので、転職のことを考えて就職する必要があるということですね。
今の20代の方の親御さんは時代が良かったので、日本に対してポジティブなイメージが実情より強い傾向があります。
なので何だかんだ終身雇用してもらえるし、転職はリスクがあると言われることもあるかもしれません。
ただ、20代の方なら何となく日本が今後急成長するようなことはないというのは感じるのではないでしょうか?
働く世代が減って支えられる世代が増える、人口自体も減っていく。これはもう個人がどうしようもできるものではないです。
そうなればもちろん会社の経営も厳しくなります。会社の経営が厳しくなればもちろん会社が潰れるかもしれませんし、重要度が低い人へのあたりがきつくなる(退職を促す)かもしれないです。
そうなればもちろん、会社に助けてもらえると思って努力を怠った人は今後不利益を被る可能性が高まります。
それに備えて世の中に求められる人材になれば、会社の待遇が悪くなれば転職してより良い環境で働けるということになります。
そのために新卒で入る会社は自分の市場価値を高めてくれる場所なのかをしっかり考える必要があるのです。
3. 給与を上げるためには転職が大事
会社は給与を下げたりクビにしたりしにくい
そもそもですが、同じ会社にいると給与を急に大きく上げるみたいなことはしにくいです。
それは一度上げた給与はなかなか下げられないからです。
「売上厳しいから今月から給与少なめで。。」みたいなことはできないからですね。
でも転職ではある程度高い給与を出す傾向があります(会社によりますが)。
それは給与が低いと優秀な人が応募して来ないからです。
なので、同じ会社ではあまり給与が上がらず、転職すれば一気に上るということもあるわけです。
「同じ会社にいたら給与上がらないし転職すればいいんだ」は危険です
ただ、このロジックには誤解を生むところがあります。
例えば、あなたが新卒3年目の営業で25万の給与だとします。
そこに転職で営業経験2年の30万の人が入ってきたら、あなたは
「なんで1年経験浅いのに5万も給与高いんだよ!」
ってなりかねないですよね(あまり人の給与は分からないと思いますが)。
でもこの営業経験2年の人が入ってすぐに売上を人の2倍くらい出したらどうでしょう?
あなたは嫉妬で文句を言うかもしれませんが、あの給与もらうのも仕方ないよな〜と思いませんか?
大事なのはどの会社でどんなスキルを獲得できたかです。
転職してきた方は経験2年かもしれませんが、前の会社で必要なスキルを身につけたのでしょう。
新卒の求人の待遇は多少大手が良いとかはあるかもしれませんが、大きくは変わらないと思います。
ただ、転職市場では高い給与の求人があり、そこに見合うスキルを短期間で身につければ、転職が一番効率よく給与を上げられる方法になります。
そして、初めにその額で働けば、その額から下がることはあまりない。
そしてその会社でスキルを磨きもっと良い待遇の会社へを繰り返すことが、今の時代の待遇を上げる方法なのです。
それを考えると新卒で選ぶ会社は、転職のときにアピールしやすいかどうかを軸にするのはありなのではないかと私は思います。
今おすすめするならweb系エンジニア
私は新卒の時にやりたいことがあまり見つからなかったので、「他業種他業界との交流数」を軸に人材の営業を選びました。
その選択はその当時の知識であれば、最適だったと思っています。
今の適職に出会えたのも、人材会社で色んな業界や業種の人と交流があったからこそだと思っています。
ただ、今の知識があれば初めからwebエンジニアの仕事を選んでいたなと思います。
「今風な働き方ができる」「スキルを磨けば待遇も抜群」といった部分に興味がある方は、私が営業からweb系エンジニアになって良かったと思うことを書いたこの記事を見てみてください。

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