フリーランスエンジニアで月100万円超えたけど年収1000万円を諦める理由
フリーランスエンジニアを始めて10ヶ月で月100万円を達成しました!
嬉しいことである一方、このままではいけないと感じたことがあったので、
今回はそれを共有したいと思います。
年収1000万円を諦める理由
月100万円を超えたけど、年収1000万円を諦める理由は以下の通りです。
- 労働時間が増えすぎた
- 消費税対策
労働時間が増えすぎた
フリーランスエンジニアになって1年目の私は、月100万円をもらえる実力はまだついていません。
私が月100万円を達成したのは、単純に労働時間を増やしたからでした。
具体的には、案件を3つ掛け持ちしている月がありました。
月100万というキリの良い数字で、気分良くなりたかったのかもしれません。
実際なぜか何かを達成したかのような気分で、非常に気持ちよくなっていました。
ただ、朝早くから夜遅くまで、土日も関係なく、ひたすらに引きこもって働いているのは
冷静に考えてヤバいなと思いました。
そして自由になりたいのもあってフリーランスになったのに、
クライアントワークを週7でやっているのは、会社員より不自由になっていました。
幸い、冷静にこの状況は良くないと気付けたので、
3つの掛け持ちをする生活はすぐにやめれました。
消費税対策
売上が1000万円以下の個人事業主は、消費税納税義務の免除が適用されるので、
それも理由の一つではあります。
参考
ただ、そう言うと本当は稼げるけど、稼がないと聞こえるかもしれません。
実際は、普通の労働時間で年収1000万円稼げるレベルに達していない、という方が正しいです。
無茶した労働時間なら達成可能だけど、無茶して1000万円を少し超えたところで、
ギリギリ超えるくらいなら、消費税のことを考えても超えないほうが良いだろうという感じです。
フリーランスエンジニア1年目のしくじり
この記事にたどり着くくらいちゃんと調べられる賢い読者さんにはいないかもしれませんが、
私自身への教訓と、駆け出しフリーランスエンジニアの方へのメッセージとして、
ここでは以下2つについてお伝えしたいと思います。
- 案件の掛け持ちは2つまで
- 長期的な視点の欠落
案件の掛け持ちは2つまで
フリーランスになって、案外やっていけるなと感じると、もっと稼げるんじゃないかと考えるのが、
独立一年目にはまる落とし穴の一つかなと思います。
当たり前ですが、労働時間を増やせば稼げます。
掛け持ち3つまでは、週7で働くつもりがあれば増やせると思います。
ただ、実際に3つ掛け持ちしてみると、体力的に何とか働けても、ふとした時に
「俺は何をやっているんだろう」と悲しくなってくることがあります。
それだけならまだ良いのですが。。
ミーティングが被ることが増えます。
月末になると3案件一気に期日みたいなことが起こったりもします。
A案件のミーティング出て、B案件の明日期日の実装30分やったら、C案件のミーティングの時間か。。
みたいなことが割と発生していました。
私は3つ掛け持ちしていたのが短期間だけだったので、気合で何とかしましたが、
長く続けていると、それぞれの案件でのパフォーマンスもかなり下がると思います。
一つ一つの案件でちゃんとパフォーマンスを発揮しないと、まず相手に迷惑がかかります。
そして、自分もちゃんとスキルアップや単価UP交渉もしづらくなり、損することになります。
なので、案件の掛け持ちは最大でも2つまでかなと私は思いました。
長期的な視点の欠落
短期的に稼ごうとすると、掛け持ちを増やすのは正しい選択です。
ただ、長期で考えると、ちゃんと自分が学べる現場で時間をかけて、
一つ一つの案件きっちりこなす方がスキルアップし、
将来的に単価の高い仕事を受けられるようになると思います。
もっと言うと、単価が上がっても、エンジニアは完全労働集約型の仕事なのでスケールしません。
なので、週7で月収100万のエンジニアより、週2で月20万だけど、YouTubeや個人開発など、
スケールする事業に取り組んでいる方が将来的に稼げる可能性は高いと思います。
冷静に考えれば当たり前、むしろ自分はそうすると宣言していたのに、
いざ目の前に稼げる案件が転がっていると、しっかり飛びついてしまいます。
選考も正社員の面接と比べて1回で終わるものが多く、すぐに色んな仕事を受けてしまえるので
なおさらです。
長期的視点を持って一度冷静に考えてから、案件を受けるようにしましょう(当たり前か。。)
最後に
フリーランスエンジニアになって1年目で月100万超えたのは嬉しかったですが、
皆様にはこんな落とし穴があるよというところを分かってもらえると幸いです。
また、今はフリーランスではない方は、
掛け持ちしないと全然稼げないのかなと思われた方もいるかもしれません。
フリーランスエンジニアの収入についてはこちらで詳しく紹介しております。

また、少しでも独立を考えている方は、以下の記事なども参考にして頂けると幸いです。



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