【英語シャドーイング】TOEICリスニングで満点を取れた正しいシャドーイングのやり方
英語の勉強法を見ていると、最近はシャドーイングが効果的らしいというのを聞いたことがあるかもしれません。
最近良く聞くけど実際の効果はどうなの?
色んなやり方があるの?正しいやり方は?
という方に向けて、私がTOEICのリスニングで満点を取るまでにやっていたやり方を紹介します。
筆者プロフィール
- 初めて受けたTOEICで300点台
- シャドーイングを何度もやり込む(他の勉強ももちろんやりましたが)
- TOEIC900点取得(リスニング満点)
シャドーイングとは
シャドーイングとは、流れた音声の英文を後から追いかけて自分も発声する勉強法です。
影(shadow)のように後から追いかけるのでシャドーイングと呼ばれます。
英文が流れてすぐに発声するので、「今なんて言ったっけ?」と考えている時間がないので、はじめは少し難しいですが、慣れれば効果抜群な勉強法です。
シャドーイングの効果
シャドーイングはリスニング力が激変します。
これは発音を学びつつ聞き取る練習をするからです。
聞いたものをそのまま発声するので、英語の音そのままで発音することになります(もちろん練習は必要ですが)。
英語が聞き取れない原因の一番大きい部分は、発音されている音が分からないことです。
英語には、前の音とつながって発音が変わったり、
省略されている音があったり、
「R」など日本語にはない音があったりしますよね。
なので英語の音の勉強をしないと聞き取るのはそもそも難しいものです。
だからこそ、その英語特有の音を学びながら英文を大量に聞くというシャドーイングは、リスニングの最強の勉強法なのです。
シャドーイングを始める前に発音もやっておく方が良い?

シャドーイングの効果的なやり方
シャドーイングのやり方は以下の流れです。
- 日本語訳を読む
- 英文を読む
- 英文を見ながらシャドーイング
- 英文を見ずにシャドーイング
日本語訳を読む
まずは流す英文の日本語訳を読みましょう。
リスニングに慣れている場合、ここは飛ばして問題ないですが、
意味の分からない呪文(英文)を唱えているだけではあまり意味がありません。
英文を聞いて意味がスラスラ入ってこない場合は、日本語訳を読んでから始めましょう。
慣れてきたら飛ばすくらいが良いと思います。
初めに日本語訳を読んでおくことで、ただ、意味の分からない呪文(英文)をただ声に出している状態をなくせます。
だいたいどんな話をしている音声なのかを把握できたら次に進みましょう。
英文を読む
次は英文を読みましょう。
ここでは、各単語がどんな意味かまで分かっておく必要はないです。
先程日本語で読んでいるので、内容は分かっていると思います。
なので、特に覚え込むまで読む必要はないですが、だいたいどんな単語が使われてどんな英文だったかがぼんやり分かる程度に読みます。
英文を見ながらシャドーイング
ここまでできたら英文を音声で流してみましょう。
先程の英文を手元に用意して、音声を流します。
聞こえたらすぐに発声する。これを繰り返します。
文章では伝わりにくいかもしれませんが、感覚的にはこんな感じで、聞こえたものをすぐに発声します。
- I am listening(流れる音声)
- I am listening (発声)
ここでは、流れる英文を見ながらで良いので、とにかく流れる速い英文に食らいつきましょう。
ここに一番時間をかけて良いので、これを何度も何度も繰り返していきましょう。
すべての流れる英文を発音できるようになったと思ったら次に進みましょう。
発音は完璧でなくて良いので、音声についていって同じ速度で発声ができていたらひとまずはOKです。
英文を見ずにシャドーイング
ここは最後の確認作業のような立ち位置です。
ここまでこれば、英文を見ながらであれば、音声についていってすべて発声できる状態と思います。
なので、英文を見なくても同じことができるかを確かめましょう。
できなければもう少し練習、問題なければ、次の英文に進むという流れです。
シャドーイングに飽きたらディクテーションもやってみよう
基本的にリスニングの勉強はこのシャドーイングの繰り返しをどれだけやるかだと私は思います。
もちろん試験に向けて、実際のリスニング問題を解くことは大切ですが、基礎のリスニング力を上げるのはシャドーイングが一番だと思います。
ただ、シャドーイングだけずっと続けるのは飽きてくると思います。
そんなときはディクテーションもやってみると良いと思います。
ディクテーションもリスニング力向上にかなり効果があると思いますし、長文読解など他の英語力の向上も見込めるとても良い勉強法だと思います。
ディクテーションはシャドーイングと違って聞き取った英文を発声するのではなく書き出します。
詳しい勉強方法は以下で紹介しているので気になる方はぜひ読んでみてください。

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