【英語ディクテーション】リスニング、文法、単語、長文全てに効果がある最強の勉強法
「英語の勉強法でディクテーションというのをよく聞くけど、実際何なのかよく分かってない」
「ディクテーションって実際ほんとに効果あんの〜?」
この記事ではそんな疑問に対する答えを書いています。
ディクテーションは私の英語力が劇的に伸びた勉強法の一つなので、ぜひ取り入れてみてほしいです。
筆者
- 初めて受けたTOEICで300点台
- ディクテーションを何度もやり込む(他の勉強ももちろんやりましたが)
- TOEIC900点取得(リスニング満点)
ディクテーションとは
ディクテーションとは、英語を聞きながら聞き取れた言葉を書き出していく勉強法です。
なので基本的にはリスニングの勉強になります。
ディクテーションの効果
基本的にリスニングの勉強と言いましたが、ディクテーションの効果は他にもたくさんあります。私が特に効果があると思っているのは以下です。
- 聞き取れない箇所(単語)が分かる
- 文章構造が分かってくる
- 英文すべて聞き取る感覚に慣れる
聞き取れない箇所(単語)が分かる
聞き取れた言葉を書き出す勉強法なので、書き出せなかったところが聞き取れていないということになります。
聞き取れない箇所が分かると、リスニングにおいて何が問題かが分かります。
例えば、前の単語と音がくっついて発音されている箇所をいつも聞き逃しているとか、「R」の音が入っている単語がいつも違う単語と思ってしまうなど。
そしてどこが問題かが分かるとそれに合わせて対策が取れます。
文章構造が分かってくる
文章構造ってリスニングでは普段あまり意識できないと思います。
次々に英文が流れていくので、考えている時間がないからですね。
長文読解や文法問題では、時間をかけて文章構造を意識できるかもしれませんが、リスニングでは難しいです。
ディクテーションでは繰り返し速い速度で全文をを聞き取ろうとしているので、文章の構造が感覚的につかめるようになります。
例えば「主語で動詞、目的語が来て、この後は目的語の詳細を説明しているんだな」というような構造が、あまり考えずに感覚的に分かるようになります。
文章構造はもちろん文法の勉強などで身につくのですが、ディクテーションだとより感覚的に分かるところが大きいです。
感覚で覚えていくと、長文読解や文法問題にも効果がでます。
長文問題でいつも文章をしっかり読んでいたところが、「何となくこんな文章かな」というのが速く分かるようになり、そうすると読むスピードが格段に上がります。
英文すべて聞き取る感覚に慣れる
ディクテーションでは、「何回聞いても本当に分からない」という状態になるまですべて聞き取ります。
何回も聞いた上で問題を解くと、しっかり英文を理解できているので、根拠を持った回答ができるようになります。
「ここでこう言っていたからこれが答えだ!」という感覚です。
リスニングがあまりできない場合、聞き取れた一つの単語から答えを予測したり、たまたま答えを言っている箇所だけ聞き取れた時に正解することが多いと思います。
それが、しっかり英文を理解して回答できるようになります。
これができるようになると、リスニングが楽しくなってくるので、モチベーションも上がりやすいです。
ディクテーションのやり方
ディクテーションのやり方は以下の流れです。
- リスニング問題の英文を流す
- 聞き取れた単語を書き出す
- すべての単語を書き出せるまで繰り返す
- 振り返り
リスニング問題の英文を流す
例えばTOEICで点数を取りたい方はTOEICのリスニング問題などがよいでしょう。
はじめは短い英文からで大丈夫です。
注意点としては必ず日本語訳がある参考書にすること。そして、できれば解説がしっかりしたものにすることです。
ディクテーション用の教材を買っても良いですが、英文の傾向はテストによって決まっていることが多いので、受けるテストのリスニング問題などでよいと思います。
聞き取れた単語を書き出す
英文の流れる速度は速いですが、書き出すのは時間がかかると思います。
なので、全文が聞き取れたとしても、全文は書き出せないはずです。
一回で書き出すのは絶対に無理なので、何回も聞く前提で、単語をできるだけたくさん書くように意識しましょう。
すべての単語を書き出せるまで繰り返す
後は全単語を書き出せるまで繰り返すのみです。
何回も聞いているのに、この箇所だけ本当に分からないとなったら答えを見てもよいですが、基本的には全単語を書き出せるまで繰り返しやりましょう。
振り返り
ここまでやった時に以下のパターンに分かれると思います。
- 全文書き出せて、意味もすべて分かる
- 全文書き出せたけど、意味が分からない部分がある
- 全文書き出せなかった
1の場合は解説を読んで、知らない情報がないかだけチェックして終わりです。
何回も繰り返してやっと書き出せた単語の音などは、追加で復習をしても良いかもしれません。
2の場合は意味が分からない単語や文法を復習しましょう。
基本的にリスニングで出てくる単語や文法は、長文や文法問題よりレベルが低いものが多いです。
なのでここで分からなかったものは確実に覚えるようにしましょう。
3の場合は書き出せなかった単語はなぜ聞き取れなかったのか分析しましょう。
音が繋がっていて聞き取れなかったのか、思っていた音と違ったから聞き取れなかったのか。
分析ができたら、その音について勉強しましょう。
以下の記事でも紹介していますが、基本的にどんな発音か分かっていない単語は聞き取れません。

音が理解できたらもう一度全文を聞いて、聞き取れるようになったことが確認できれば、次に進みましょう。
この勉強法は時間がかかりますが、確実に英語力が上がるのでぜひ試してみてください!
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