エンジニア経験1年で転職はこれだけ注意しよう!
恐らくインフルエンサーなどの影響により
「エンジニアは初めの会社を1年で辞めた方が良い」という考えが広まっています。
私もこういう考え方は好きで、影響を受けた一人です。
この話はちゃんと戦略的に考えられている人に対しては効果的な戦略だと思います。
ただ、あまり考えずに
「エンジニア1年やったから、もう良いオファーもらえるでしょ〜」
というスタンスでいると、思っているような結果にならないです。
これは私自身の反省も含めて、同じように考えている人へのメッセージになればと思っております。
1年で転職の見え方は良くない
転職を繰り返す人という印象
新卒の会社で定年までという考え方がなくなってきているとはいえ、
転職を繰り返す人の印象が良くないのは、あまり変わっていないと思います。
新卒でエンジニアになって1年で転職ならまだしも、他業種からエンジニアに転職して、
さらに1年でまた転職しようとしている20代の方も多いのではないでしょうか。
なので、例えその1年で多くを学べたとしても「転職を繰り返す人かもしれない」
というマイナスな評価は持たれる可能性が高いことは認識しておくべきと思います。
次の会社も良い会社という保証はない
エンジニアを1年間やって、また転職してエンジニアになろうとしている人は、
恐らく良い会社に入社されたのだと思います。
ただ、次の会社も同じように良い会社である保証はありません。
面接では良い会社と思ったのに、入ってみたら言ってたことと全然違うということもあります。
そうなった時に
「新卒の会社を辞め、転職したエンジニアを1年で辞め、また転職をしようとしている20代(30代)、4社目にしてスキルは1年の実務経験のみ」
という実績になります。
こうなるから1年で転職は辞めたほうが良いというのではなく、
こうなるリスクもあるということが頭にあることが大事かなと思います。
どういう技術で転職するか見据えた1年かが大事
未経験からエンジニアになった方は、会社でどういう技術が使われていて、
その会社では学べないのはどんなことかなど、あまり具体的なところまで分からずに入った人も多いと思います。
例えば、Rubyは学べるけど、ReactとかVueなどは使ってないとかはあると思います。
それで次も今風な会社に入りたいとなった時に、
バックエンドでもreactとかvueの実務経験がないと難しいなどはよくあります。
なのでそういう会社に入りたいのであれば、その辺りは休みの日に勉強をするとか、
副業でそれらが使える案件に入るとかをする必要があります。
なので、1年で転職しようと思っていて、まだエンジニアになっていない方は、
次の会社のイメージを何となく見据えて、必要な技術を使っている会社に入るのが良いと思います。
自分をうまく見せる力も必要
エンジニア経験1年で転職する場合、上記のように良く思われない点がいくつかはあると思います。
人によってそれが何かは違うと思いますが、よく思われない点があることを自覚して、対策ができるかが大切です。
例えば、転職が多いのがマイナスなら、長期的に働くことや、退職理由を練る必要がありますし、
技術的な問題なら、実務経験が足りない技術をポートフォリオで証明するなどの準備が必要です。
1年で転職どうしても何かしらのマイナスポイントがあることが多いので、
自分を良く見せる力も必要なんだと想定しておくことが大切です。
うまくやればエンジニア経験1年で転職はお得
ここまで、リスクの面を話してきましたが、やっぱりエンジニア1年で転職はお得と私は思います。
メリットについては、よく言われているので改めていう必要もないかもしれませんが、
やはり給与の面は大きいと思います。
1年というのはあくまで目安なので、市場や自分の実力に合わせて早い段階での転職を
考えてみるのも良いと思います。
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